Apr 30th 11
震災からもうすぐ2ケ月が経ちます。
被災した方を励まそうとボランティアへ赴いたり、何か役に立ちたいと感じている人に対し
て、知識としての避けたい表現(NGワード)の記事を読みました。
(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110421-00000017-pseven-soci
現状を知らない者として注意をしておくことは、とても大切なことと思うのですが、「NGワード」といわれると、言ってはいけない禁止令のようで不自由さを感じます。
十分にがんばってきた方に対して「がんばって」という励ましを安易にかけないことは大事ですが、「がんばって」という言葉そのものが悪いわけではありません。必要な時もあると思います。
これをしちゃいけない、言ってはいけないということではなくて、相手の状況をよく分かった上で、そっと寄り添うことが大切なのかなと思います。
相手の状況が理解できたら、もしかしたら言葉が何も出ないかもしれません。
やってこられたことをいたわる気持ちがわいてきたら、「今日まで、よくがんばってこられましたね」と伝えるのもいいかもしれません。気負わず、ふつうに接することが、お互いがほっと出来ることかもしれませんね。
何かしてあげたい、しないといけない、そんな落ち着かない気持ちが漂っていて、日本中がどこかそわそわしている気がします。
自分の思いや感情が先走ってしまうと、どうしても相手の状況が見えにくくなってしまいます。
何か行動を起こす前に、ひとりひとりがひと息ついて、ゆっくりと、
まずは自分のペースにもどすことも大切ですね。
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